持ち物は最低限かつ必要十分であること

病棟と異なり、訪問看護師は訪問かばんで必要なものを自分で持ち運ばなければなりません。
余計な物を運ばず必要な物を運ぶには、日頃から注意しなければなりません。

訪問看護師の持ち物

訪問看護師の持ち物は基本なケアセットをかばんに入れて、訪問しています。

そして、訪問する際に療養者とその家族の状態に合わせて、緊急の医療処置などに必要な物品を訪問看護師の個別の判断で準備しています。

そのため、訪問看護師によっても訪問かばんの大きさや中身も異なります。

さらに、点滴類や浣腸など処置に使うものがあるので、実にさまざまです。

1.基本的な持ち物

基本的に看護師でもセラピストでもかばんの中に入れている基本的なものとして、

・聴診器

・血圧計

・体温計

・ペンライト

・メジャー(巻尺・物さし・瞳孔計)、スケール、乳児用体重測定計

・カメラ(携帯電話)

・記録用紙などの書類を綴じるバインダー

・筆記具

・手指消毒用のアルコール

・使い捨てのマスク・エプロン・手袋

・パルスオキシメーター

・採血(尿)用キット、伝票

どこのステーションでも最低限これくらいのものは基本セットとしてかばんに入れています。

以下、いくつかのアイテムについて、さらに深く見ていきます。

(1)記録用紙を綴じるバインダー

記録用紙とお渡しする書類を別々にファイルに入れておくことと、バインダーを用いると、記録用紙がかばんの中でくしゃくしゃにならず、訪問の際に療養者や家族に渡しておきたい書類なども二つ折りのファイルなら安心です。

(2)バイタルチェックに必要なもの

聴診器、パルスオキシメーター、体温計、血圧計を入れておくことが基本です。

2.予想外のトラブルに備えるために持っているもの

訪問の現場では医療に直接関係なくても、持っていると便利なものを紹介します。

(1)予備の靴下

訪問先によっては、床の上が汚れていたりすることもあります。また、感染の予防も必要です。次の訪問先に行くときに汚れた靴下のままでは行けません。

さまざまな事態に備えて1~2足程度は予備の靴下を入れておくて便利です。

(2)ゴミ袋

大きめのゴミ袋は自転車などで訪問している際に、雨が降ってきたら訪問かばんはゴミ袋に入れると中のものが濡れないで済みます。

(3) スマートフォンと地図

タブレットとかスマートフォンがあれば地図は必要ないかもしれませんが、通信障害や電池切れなどに備えて、地図があった方が便利です。

訪問かばんの中に訪問エリアの地図を入れています。

参考ページ

現役訪問看護師さんの「訪問かばん中身拝見」もご覧下さい。

実習参加にあたって気をつけること

実習に参加する際の注意点について、時間の流れに沿って考えてみましょう。

1.ステーションの中で

看護師をはじめとする多職種連携の具体的な場面から、コミュニケーションの方法を学びましょう

・看護師さんの電話対応

・訪問者への対応

・看護師からの情報発信の方法 (言葉使い、会話のテクニック)

・指示に関する医師とのやり取り

・多職種とのかかわり方

など

2.移動中

せっかく看護師さんと二人だけでいられる場面です。恥ずかしがらずに積極的に話しかけてみましょう。

ただし、安全を確認して話しかけるタイミングをつかみましょう。

・訪問する療養者さんに関わる内容

・訪問看護についての内容

・先輩看護師に尋ねてみたい内容

など

3.療養者宅で

訪問看護の実践の場です。いろいろなことを学べる場ですから、小さなことまでしっかり学びましょう。

・居宅訪問時の態度やマナー

・タイミング良いあいさつ

・療養者・家族に対する看護師の対応

・指導を受けている時の態度

・必要な情報を確認したいときの態度

・カンファレンスの時

など

身だしなみは出会う人への心遣い

療養者の生活の場でケアを提供する訪問看護師の活動範囲は、医療施設より広範囲です。

訪問看護師の身だしなみにおいて重要な点は「機能的で、対象者ならびに住民の方々に不快を与えない」ことです。

清潔・機能的・安全であるとともに、療養の場、街などの生活環境に調和する服装であることが求められます。

ポロシャツ

ポロシャツもあまり派手な色なものでなければ良いと思います。パンツも必須アイテムです。

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セーター

寒い季節は屋内でも暖かいセーターが重宝します。派手な装飾がなくシンプルなものがおすすめです。

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看護師用ユニフォーム

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